商業出版と自費出版の違いと得られるメリット

その他

「出版の仕方はどんな種類があるのか知りたい」
「商業出版と自費出版、それぞれの違いとメリットは?」
「出版に関するルールを知っておきたい」

本というアイテムは、紀元前100年以上も昔から存在をしているものです。
古代エジプト文明の頃にはパピルスと呼ばれており、すでに製本をする技術もあったほどです。
もともとは国や宗教の機密文書を記載するのに作られたものでした。
表紙は羊の皮となっていて、紙はヨシなどの植物を細かく裂いたもので作られていたものです。
多少の水に濡れても破れることがなく、いまでも遺跡などから出土をしています。
そして現代になると本は趣味・実用書となって多くの方の手元に普及をするようになりました。
ここでは簡単に、世界各国で毎日出版をされている本について解説をしていくことにしましょう。

関連リンク
商業出版と自費出版の違い

商業出版と自費出版

ひとことに本と言っても、大きく分けて2パターンに分類をされます。
まずひとつは商業出版であり、この場合は芥川賞や直木賞などの著名な賞を受賞をしたプロが出すものです。
もうひとつが自費出版であり、こちらは書いた人が自分でお金を出して世に出すものを指します。
つまり誰でもお金さえ払えば書店で本を売れるといえるわけです。
前者にいたっては商業とつくため、出版社では売れる作品を求められていることがわかるでしょう。
たとえば有名な小説家であれば、ベストセラー作品というものをたくさん送り出しています。
これは会社にとっては目玉商品となり、売り上げに貢献をされていることが確かです。
バックアップ体制も十分で、1冊の本を仕上げるための取材や必要な書類・データを集める作業も編集者やアシスタントが同伴をします。
また制作費用以外にも売り上げた費用の一部を手に入れることもでき、生計を立てることも可能となります。
自費出版は文字通り、自分ですべての費用をまかなうことになるため、出版社の恩恵を受けることはありません。
作品を作るためのテーマを探し出すことから、取材も自分でおこなって装丁のアイデアもセルフ対応となります。
ただし、自由度が極めて高く、どんな内容にしても構わないという良さがあるのがこちらです。

商業出版における会社のルール

ここからは、商業出版における会社のルールを見ていきましょう。
国内には約400もの出版社が存在をしており、毎日色んな本が市場に投入をされています。
小説から実用書、さらにはマンガに週刊誌などで構成をされているものです。
なかには学校教育で使用する教科書をメインに作られているところもあり、こちらも商業出版といえるわけです。
簡単に教科書の出版ルールも述べると、毎年大学などの著名な人物に依頼をして、内容を考察していくことになります。
教育要領というものが文部科学省から発表をされるので、その内容に当てはまるものでないといけません。
1年分の教育内容となることから、約2年以上の歳月をかけて執筆に尽力をされます。
担当者の数もたくさんいるため、なかには業務委託というスタイルで外部の方と連携をとるケースもあるほどです。
仕上がった本は一度テスト印刷を実施してから、文科省の検定を受けないといけません。
有識者によって細かくチェックを入れられ、合格をしないと出版ができないものです。
多くの会社が1度で検定をパスすることができず、何度も再販をして挑戦をされるに至りました。
そして小学校や中学では義務教育となることから、さほど大きな収益を得られないジャンルともいわれています。
これが影響をしているため、昨今では教科書専門の出版社が10社にまで減りました。

自費出版の特徴とメリット

ではここからは商業出版ではなく、自費出版の特徴とメリットを見ていきましょう。
今では色んな方が色んな趣味を持たれる時代となりました。
女性なら料理を暇な時間におこなったり、旅行に出かけるという方も多いことでしょう。
そこで得た経験を多くの方に知ってほしいという場合は、本を出すことをおすすめします。
自分でテーマを見つけ出し、構成もおこなって書物を印刷することで、多くの人々に情報を発信できるわけです。
今ではインターネットでブログやSNSがあり、わざわざ本を出すことはないと思われるでしょう。
これは一種のメモリアルと考えることができます。
データとしてインターネットで情報発信をしても、すぐに消費をされてしまいます。
いつの間にか誰も見なくなったという経験をされた方は、少なくないものです。
ところが自費出版をすれば、必ず記録は記憶に残っており、国会図書館でも蔵書で保管をされます。
そして大切な方に作品をプレゼントするということもできるのも魅力に含まれるのではないでしょうか。
はじめて孫が誕生したとき、その子の写真をたくさん撮影したという方も多くいます。
この写真をアルバムまたは写真集にして出版をすれば、可愛いお子さんを多くの方が共有ができるわけです。

まとめ

自費出版の良さはどんなものを題材にしてもいいという点にあります。
ご自身の思い出を永遠に残したいという強い希望を抱かれているのであれば、1度は挑戦をしてみる価値はあります。
今では多くの会社で対応をしているサービスです。

タイトルとURLをコピーしました